こんにちは。僕が作ったメタバース水族館について紹介します。Clusterというプラットフォーム上に構築したこの仮想水族館は、「森の中の海」という現実では不可能な体験を提供しています。

消えゆく海の記憶を未来へ – 元ダイビングインストラクターの使命
僕は10年間ダイビングインストラクターとして活動してきました。その間、美しかった海が徐々に色を失い、生命力が衰えていくのを目の当たりにしました。白化するサンゴ、減少する魚の群れ – この危機感を多くの人に知ってもらいたい。そんな思いからメタバース水族館は誕生しました。
「海の美しさを知らなければ、守ろうという気持ちも生まれない」
現実の制約を超えて、本来の海の姿と可能性を伝えるため、メタバースという新たな表現方法を選びました。
「森の中の水族館」で実現する不思議体験
従来の水族館とは一線を画すこのバーチャル空間では
- 森の木々の幹が透明な水槽に変化し、その中をカクレクマノミやクラゲが自由に泳ぎ回る
- 訪問者がウミガメに乗って空を飛ぶことができる
- マンタが空中を優雅に滑空する
- 地中から突如としてザトウクジラが巨大なジャンプを見せる
この水族館の最大の特徴は、自然と海の境界線を取り払ったデザイン。木の幹が水槽となることで、海の生き物たちが森の一部として存在しています。現実では不可能なこの融合が、訪問者に新鮮な驚きと感動を届けています。
デジタル海洋保全の最前線
このプロジェクトは単なるエンターテイメントではありません。僕が2022年から取り組んでいるサンゴ養殖事業との連携も視野に入れています。メタバース内での体験が、現実の海を守る活動へとつながる架け橋になればと考えています。
技術面では、生き物たちの動きを自然に見せることに特にこだわりました。クラゲの漂う動き、ザトウクジラの迫力あるジャンプ—これらを表現するために何度も改良を重ねています。
訪問者の声と未来への展望
「現実の水族館では決して体験できない感動があった」 「子どもが海の環境問題に興味を持ちはじめた」
こうした声は、このプロジェクトの価値を証明してくれています。
今後は海洋生物の追加だけでなく、教育コンテンツの充実や、環境問題についての啓発イベントも計画中です。将来的にはVRだけでなくARも活用し、現実世界と仮想世界の垣根を越えた新しい海洋体験を提供していきたいと考えています。
未来の海を守るための一歩を
僕のメタバース水族館は、テクノロジーを通じて「海を知り、海を守る」という使命に取り組むプロジェクトです。Clusterアプリを通じて、どなたでもこの不思議な水中世界を訪れることができます。
実際に海に潜れない人も、この仮想空間で海の素晴らしさを体験し、その保全の大切さを感じてもらえたら幸いです。現実を超えた海の冒険が、あなたを待っています。